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ロレックスデイトナ先行モデル 16520をお勧めする理由ーエルプリメロの魅力ー
ロレックスのデイトナは、ロレックスを持つというステイタス性をより強調できるモデルです。その中でもお勧めが、デイトナの先行モデル16520ですが、これには他社製のムーブメントをベースにしたものが採用されていました。
そのゼニス社製のエルプリメロについてご紹介します。
ゼニスのエルプリメロ
エルプリメロは、自動巻クロノグラフが登場した年、1969年にゼニス/モバードによって開発されました。毎時36000振動というハイビートなキャリングアーム・コラムホイール式の自動巻クロノグラフです
エルプリ目とは、エスペラント語で「NO.1」という意味ですが、1970年代のクォーツショックによって機械式時計の生産を中止し、クォーツ時計中心の生産にゼニス社がシフトする際に、エルプリメロも生産を取りやめられることになってしまいました。
その後、機械式時計の復活、そしてゼニス社所属の技術者シャルル・ベルモの貢献によってエルプリメロも復活を遂げ再生産が始まりました。現役のムーブメントとして、あれから50年近くたった現在でも多くの時計に採用されています。
エルプリメロは長きにわたって時計界に貢献してきたムーブメントです。設計された時代の違いからも、このエルプリメロは最近作られるムーブメントとは設計面で一線を画します。古典的な機構のキャリングアームを採用する水平クラッチはクロノグラフのON・OFFを切り替える際に、大幅に動くため機械を見たいというファンにはあるとうれしいクラッチ方式です。一方、スペースが必要なので、自動巻きクロノグラフではあまり使われません。
また、振動数が毎時36000振動という点が最大の特徴で、現在主流となっているのが毎時28800振動ですので、いかにこの携帯精度が良いかということがお分かりいただけるでしょう。キャリングアーム採用の自動巻クロノグラフであるということ、そして振動数が毎時36000振動という特徴は、エルプリメロが持つ、ほかとは違う最大の魅力です。
しかしながらロレックスは、これをベースにムーブメントを作成する際、振動数を毎時28800振動に落とし、信頼性を高めることに専念しました。振動数は高い方が携帯精度が良くなりますが、パーツの磨耗も同時に早くなってしまうのです。特別なオイルを使って摩耗を可能な限り防ぐようゼニス社は務めているようですが、実用性・耐久性をあくまでも追求するロレックスは、その不安を払拭しようとしたのでしょうか。
以上、この魅力あふれるエルプリメロに、ロレックスの品質へのこだわりが加わったCal.4030を搭載する、デイトナ16520をお勧めしたい理由がここにあります。
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