エルプリメロが持つ弱点の克服―ロレックスがこだわる耐久性の追求― | ロレックス買取の専門店はロレックスファン【全国対応】

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コラム

エルプリメロが持つ弱点の克服―ロレックスがこだわる耐久性の追求―

ロレックスが採用したゼニス社のエルプリメロは、ロレックスの歴史に大きな貢献を果たしました。強力なハイビートを誇ったエルプリメロでありますが、それが故簡易的な自動巻き機構となってしまったことに違いありません。

その弱点をもってしても当時のエルプリメロは大きな魅力を持っていましたが、一方で耐久性に乏しいともいえるものであったため、耐久性という点を重要視するロレックスオイスターにふさわしいムーブメントとは結局のところなることができなかったといえます。そこで、ロレックスはその主輪列を丸ごと設計しなおし、エルプリメロが持つ大きな特徴である毎時36,000振動の心臓部を、ロレックス独自開発の毎時28,800振動のフリースプラングテンプに改良したのでした。

 

エルプリメロが持つ弱点の克服―ロレックスがこだわる耐久性の追求―

 

エルプリメロについて知っている人ならば、こうしてできたロレックスのキャリバー4030ムーブメントをエルプリメロとは決して呼ばないことでしょう。それは、そのパーツの半分以上がオリジナルではなく、ロレックス独自のパーツに代わっているからです。もはやエルプリメロのインパクトあるキャラクターがそこにはないからであるといえます。

 

2000年、ゼニスはLVMHグループへと入ることになりますが、これによりLVMHグループ外への供給がストップされることとなりました。これに間に合うために、ロレックスは初となる自社製クロノグラフムーブメント、キャリバー4130の発表を実現させることとなりました。

ロレックスが開発した優秀な自動巻ムーブメントに、モダンな垂直クラッチ式クロノグラフ機構が組み合わさり、なんと72時間という超ロングパワーリザーブがこのキャリバー4130で実現しました。発売当初、少なからず混乱があったものの、熟成を重ねて、発表から15年以上が経過した今、ロレックスらしい他社とは比べ物にならないスペックを誇る優秀なムーブメントとして活躍しています。現在では、新作となるRef. 116500LNにその遺伝子はしっかり引き継がれています。

 

ロレックスは1980年代以降、大ブームを巻き起こし時計業界のトップの座に君臨するメーカーとなりましたが、それ以来、ヨットマスター II が登場するまで長い間、デイトナはロレックスで唯一のクロノグラフとして、ファンの心を魅了してきたのであります。今後もその発展に注目が集まる不動の人気モデルです。